慈雨(読み)じう

精選版 日本国語大辞典 「慈雨」の意味・読み・例文・類語

じ‐う【慈雨】

〘名〙 万物をうるおし育てる雨。また、ひでりつづきのときに降るめぐみの雨。甘雨
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉五「宛ながら滋雨の如く生活戦闘に枯れ果てむとする吾心を湿す様に覚へる」

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デジタル大辞泉 「慈雨」の意味・読み・例文・類語

じ‐う【慈雨】

万物を潤し育てる雨。また、日照り続きの時に降る雨。恵みの雨。「干天かんてん慈雨 夏》
[類語]お湿り雨天荒天悪天雨空梅雨空雨降り雨催い雨模様遣らずの雨降雨一雨山雨小雨涙雨微雨細雨煙雨霧雨糠雨小糠雨大雨・どか雨・篠突く雨風雨暴風雨豪雨強雨雷雨にわか雨通り雨村雨驟雨夕立白雨スコール照り降り雨日照り雨天気雨狐の嫁入り春雨はるさめ春雨しゅんう卯の花腐し五月雨さみだれ五月雨さつきあめ地雨長雨淫雨霖雨涼雨秋霖秋雨時雨初時雨村時雨氷雨冷雨雨氷酸性雨

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普及版 字通 「慈雨」の読み・字形・画数・意味

【慈雨】じう

おしめり。

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