細雨(読み)サイウ

デジタル大辞泉 「細雨」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「細雨」の意味・読み・例文・類語

さい‐う【細雨】

  1. 〘 名詞 〙 こまかな雨。霧雨(きりさめ)。こさめ。
    1. [初出の実例]「春来天気有何力、細雨濛々水面縠」(出典:元祿版本新撰万葉集(893‐913)上)
    2. 「細雨なれば目にも見へず」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)
    3. [その他の文献]〔梁簡文帝‐和湘東王首夏詩〕

こま‐あめ【細雨】

  1. 〘 名詞 〙 こまかい雨。さいう。こさめ。〔倭語類解(17C後‐18C初)〕

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普及版 字通 「細雨」の読み・字形・画数・意味

【細雨】さいう

こさめ。きりさめ。宋・陸游〔剣門道中、微雨に遇ふ〕詩 衣上の征塵酒痕を雜(まじ)ふ 處として魂せざる無し 此の身合(まさ)に是れ詩人なるべきや未(いな)や 細雨驢に騎(の)りて、劍門に入る

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