白雨(読み)ハクウ

デジタル大辞泉 「白雨」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「白雨」の意味・読み・例文・類語

はく‐う【白雨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雲がうすくて明るい空から降る雨。ゆうだち。にわかあめ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「雷鳴白雨、陣立、按察依召参入」(出典貞信公記‐抄・天暦二年(948)六月六日)
    2. [その他の文献]〔李白‐宿鰕湖詩〕
  3. (ひょう)をいう。〔事物異名録‐乾象部・雹・白雨〕

しら‐さめ【白雨】

  1. 〘 名詞 〙 夕立。にわか雨。はくう。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「母の情の有難さ、お慈悲といふも口籠る、振の袂に、しらさめのはれ間は更に見えざりき」(出典:浄瑠璃・玉藻前曦袂(1751)道春館)

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普及版 字通 「白雨」の読み・字形・画数・意味

【白雨】はくう

夕立。

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世界大百科事典(旧版)内の白雨の言及

【雨】より

…(j)みぞれ 溶けかかった氷粒子や雪片が混じっている雨。(k)夕立 白雨ともいい,夏の午後から夕方など急に空が曇ってざあざあ降り出すしゅう雨。(1)しぐれ 初冬ににわかに降る雨。…

※「白雨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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