大塔[村](読み)おおとう

世界大百科事典 第2版の解説

おおとう【大塔[村]】

奈良県南部,吉野の村。人口871(1995)。吉野山系に連なる大峰山脈の西部に位置する急峻な山岳地域で,熊野川水系の十津川が南流する。南朝にゆかりの深い地域で,村名も1889年の舟川郷4ヵ村と十二村郷14ヵ村の合併の際,大塔宮にちなんでつけられた。ほぼ全域が杉,ヒノキの山林におおわれ,奥吉野の秘境の一つであったが,十津川沿いに国道168号線が整備され,交通が便利になった。基幹産業林業であり,林産物としてはかつての樽丸から近年はみがき丸太へと移行している。

おおとう【大塔[村]】

和歌山県南部,西牟婁(にしむろ)郡の村。人口3285(1995)。紀南地方最高峰の大塔山(1122m)西麓の山岳地帯にあって,富田(とんだ)川,日置ひき)川が穿入蛇行し,谷底集落が点在する典型的な山村である。全域が交通不便な山岳地帯のため,人口の流出が激しい。交通の整備が図られ,西端の富田川沿いを国道311号線,中央の日置川沿いを371号線が通る。村域の大部分が山林で,林業が基幹産業。日置川一帯には百間山渓谷や村営かもしか牧場,青少年旅行村があり,大塔日置川県立自然公園に指定されている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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