廉価(読み)レンカ

精選版 日本国語大辞典 「廉価」の意味・読み・例文・類語

れん‐か【廉価】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 値段のやすいこと。やすい値段。また、やすいさま。安価。
    1. [初出の実例]「枡酒屋の内看板に 上酒、樽割と書たるあり 升売も准樽売て、廉価に粥鬲の意也」(出典随筆守貞漫稿(1837‐53)四)
  3. 価値が低いこと。ねうちがないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「生命の貴さを覚らない処から廉価(レンカ)戦死をするのだと云ってゐる」(出典:青年(1910‐11)〈森鴎外〉二〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「廉価」の読み・字形・画数・意味

【廉価】れんか

安価。

字通「廉」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android