川口[市](読み)かわぐち

百科事典マイペディアの解説

川口[市]【かわぐち】

埼玉県南端部の市。1933年市制。大部分は荒川北岸の沖積低地で,荒川を隔てて東京都北区と接する。近世は日光御成街道の宿場町として発達。古くから鋳物の町として知られ,鋳物工場のキューポラが特色ある景観であったが現在は衰退。1960年代から川口駅付近にあった工場は,騒音などのため,東部の工業団地へ移転,駅付近には住宅団地が建設された。現在は金属,一般機械,鉄鋼,出版・印刷など多種多様な工業が立地し,製造品出荷額で5170億円(2003)を上げ,県内4位である。特産に釣竿があり,安行(あんぎょう)は盆栽苗木の産で有名。京浜東北線,武蔵野線,東北自動車道が通じる。2011年10月鳩ヶ谷市を編入。61.95km2。56万1506人(2010)。
→関連項目鋳物師

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世界大百科事典 第2版の解説

かわぐち【川口[市]】

埼玉県南部の市。1933年川口町が横曾根,青木,南平柳の3村を合体して市制。人口44万8854(1995)。荒川をはさんで東京都に接する。荒川北岸の沖積低地と大宮台地南東部の安行(あんぎよう)台地にまたがる。江戸時代日光御成道の宿場町で,荒川の砂と粘土,消費地江戸への舟運に恵まれて鋳物業が発達した。明治維新後,永瀬庄吉ら先覚者の技術改良や日清・日露戦争から第1次・第2次大戦による好況に支えられて県下最大の工業都市に発展し,全国有数の鋳物の街となった。

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