悲憤(読み)ヒフン

デジタル大辞泉 「悲憤」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ふん【悲憤】

[名](スル)悲しみ、いきどおること。「悲憤の涙」
「それらを二重に―する気持で」〈宮本伸子
[類語]憤激憤懣怒り嘆く腹立ち憤り怒気瞋恚しんい憤怒ふんど・ふんぬ鬱憤うっぷん義憤痛憤憤慨ふんがい立腹激怒癇癪かんしゃく逆鱗げきりん憤ろしい腹立たしい業腹ちゅうっ腹やけっ腹悲憤慷慨喧嘩早い喧嘩っぱや癇癖癇性ヒステリック虫気短気気短短慮せっかち性急気早気が短い気忙しい直情径行逆上高ぶるのぼせる激するかっとなるいきり立つはやり立つのぼせ上がる血迷う血走る怒りっぽい切れる瞬間湯沸かし器

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精選版 日本国語大辞典 「悲憤」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ふん【悲憤】

  1. 〘 名詞 〙 悲しみ、いきどおること。憤慨すること。〔音訓新聞字引(1876)〕
    1. [初出の実例]「悲憤の詞が書中に満ち満ちて」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐列女伝・董祀妻〕

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普及版 字通 「悲憤」の読み・字形・画数・意味

【悲憤】ひふん

悲しみいきどおる。〔後漢書列女祀の妻(文姫)の伝〕興中、天下喪亂し、胡騎(う)ると爲り、~胡中に在ること十二年二子を生む。曹操~金璧を以て之れを贖(あがな)ひ、重ねて祀に嫁せしむ。~懷悲して、詩二を作る。

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