デジタル大辞泉 「神妙」の意味・読み・例文・類語 しん‐みょう〔‐メウ〕【神妙】 [名・形動]1 人知を超えた不思議なこと。霊妙。しんびょう。「神妙不可思議な力」2 心がけや行いが立派ですぐれていること。けなげで感心なこと。また、そのさま。殊勝。しんびょう。「神妙な心がけ」3 態度がおとなしく、すなおなこと。また、そのさま。しんびょう。「神妙に小言を聞く」「神妙な顔で控える」[派生]しんみょうさ[名][類語]殊勝・健気・奇特・感心・見事・立派・結構・素晴らしい・良い・素敵すてき・最高・絶妙・卓抜・秀逸・目覚ましい・輝かしい・妙たえなる・えも言われぬ・良質・上質・上等・優良・佳良・純良・良好・上上・上乗・グー・グッド・ナイス・ワンダフル・好ましい・程よい・好個・絶好・最適・じょうず・うまい・上出来・言うことなし・あっぱれ しん‐びょう〔‐ベウ〕【神▽妙】 [名・形動]「しんみょう(神妙)」に同じ。「いかにも―に、いかにもおとなしく」〈鴎外・高瀬舟〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「神妙」の意味・読み・例文・類語 しん‐びょう‥ベウ【神妙】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「びょう」は「妙」の漢音 )① =しんみょう(神妙)①[初出の実例]「沈思雖レ非レ入二神妙一、如二大夫一者二三無」(出典:菅家後集(903頃)傷野大夫)② =しんみょう(神妙)②[初出の実例]「景時之思慮猶神妙之由、御感及二再三一云々」(出典:吾妻鏡‐元暦元年(1184)正月二七日)「日来(ひごろ)の契約をたがへず、まゐりたるこそ神妙なれ」(出典:平家物語(13C前)二)③ =しんみょう(神妙)③[初出の実例]「神妙なるものはまたくすなおなるに」(出典:名語記(1275)五) しん‐みょう‥メウ【神妙】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「みょう」は「妙」の呉音 )① 霊妙不可思議なこと。人間の能力を超越した霊妙不可思議な働きや現象。また、そのさま。奇特。しんびょう。[初出の実例]「其弟子成光なるもの、興義が神妙(シンメウ)をつたへて時に名あり」(出典:読本・雨月物語(1776)夢応の鯉魚)[その他の文献]〔曹植‐求自試表〕② けなげなこと。感心なこと。また、そのさま。殊勝。奇特。しんびょう。[初出の実例]「いづれも此一言を聞から、神妙(シンメウ)のいたりなり」(出典:浮世草子・武家義理物語(1688)三)③ 素直なこと。おとなしいこと。また、そのさま。しんびょう。[初出の実例]「尤もヱム〔かね〕もないからだけれど。神妙(シンメウ)に学校へ帰った処が」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「神妙」の読み・字形・画数・意味 【神妙】しんみよう(めう) 人力の及ばぬふしぎなはたらき。魏・曹植〔自ら試みられんことを求むる表〕臣昔、先の武皇に從ふ。~伏して軍を行(や)り、兵を用ひる以の勢ひを見るに、妙と謂ふべし。字通「神」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by