気長(読み)キナガ

デジタル大辞泉 「気長」の意味・読み・例文・類語

き‐なが【気長】

[形動][文][ナリ]ゆっくりと構えて、せかせかしないさま。気が長いさま。また、そういう性質。「気長に待つ」⇔気短きみじか
[類語]悠長悠然悠悠悠揚浩然どっしり伸び伸び伸びやかのどかのんびり屈託無い自然体心静か穏やか温和物静かおとなしやか安らか安穏のんどり内気弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり小心小胆怯懦きょうだ怯弱きょうじゃく意気地なし小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断やわやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く・音を上げる悲鳴を上げる・気が弱い腰が弱い煮え切らない肝が小さい・肝っ玉が小さい・温順柔順従順温柔温良順良素直控えめ優しい内向的人見知りしんねりむっつりシャイしなやかしとやかなよやかなよなよしっとり物柔らか静静しずしずソフトおっとり婉然えんぜんしおらしい閑語たおやかナイーブ心優しい柔和温雅鷹揚おうよう静心しずこころ従容しょうよう悠悠閑閑おおどかつつましい奥ゆかしい泰然自若平静冷静しみじみしっぽりしんみり静まる温顔温容春風駘蕩たいとう穏便粛粛静謐せいひつ静粛

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精選版 日本国語大辞典 「気長」の意味・読み・例文・類語

き‐なが【気長】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 気の長いさま。せかせかしないで、ゆっくりしているさま。また、そのような性質。⇔気短(きみじか)
    1. [初出の実例]「何ごとも御縁(ごえん)づくでございますから、かならずお気(キ)ながになさいまし」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)二)
    2. 「随分気長な咄で」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉投機)

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