気長(読み)キナガ

デジタル大辞泉 「気長」の意味・読み・例文・類語

き‐なが【気長】

[形動][文][ナリ]ゆっくりと構えて、せかせかしないさま。気が長いさま。また、そういう性質。「気長に待つ」⇔気短きみじか
[類語]悠長悠然悠悠悠揚浩然どっしり伸び伸び伸びやかのどかのんびり屈託無い自然体心静か穏やか温和物静かおとなしやか安らか安穏のんどり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気長」の意味・読み・例文・類語

き‐なが【気長】

〘形動〙 気の長いさま。せかせかしないで、ゆっくりしているさま。また、そのような性質。⇔気短(きみじか)
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「何ごとも御縁(ごえん)づくでございますから、かならずお気(キ)ながになさいまし」
社会百面相(1902)〈内田魯庵投機「随分気長な咄で」

き‐なが・い【気長】

〘形口〙 きなが・し 〘形ク〙 気が長い。心がゆったりしていて、せかせかしない。〔詞葉新雅(1792)〕
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四「したが何事も気長(キイナガ)うせにゃゆかぬはい」

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