無理からぬ(読み)ムリカラヌ

デジタル大辞泉 「無理からぬ」の意味・読み・例文・類語

むり‐からぬ【無理からぬ】

[連体]形容詞未然形語尾に打消しの助動詞「ぬ」のついた「よからぬ」などの「からぬ」を「無理」につけてできた語》無理ではない。道理である。当然である。「彼が怒るのも無理からぬことだ」
[類語]尤も当然自然至当当たり前無論もちろん元よりまさにご無理ごもっと言うまでもない言わずもがな言をたない論をたないも有りなん無理もない自明歴然歴歴一目瞭然瞭然灼然しゃくぜん明らか明白明明白白定か明快はっきり明瞭画然顕然まさしく必至疑いなく然るべきすべからく言うに及ばず言えば更なり言うもおろか論無し推して知るべし隠れもない紛れもない理の当然必然妥当自明の理それもそのはずもっともっとも至極もっとも千万うべなるかなむべなるかな合点唯唯諾諾首肯うべなう賛成賛同果たして果たせるかな更にも言わず至極のみならず言わずと知れた紛れもない違いないくっきり諸手もろてを挙げる

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精選版 日本国語大辞典 「無理からぬ」の意味・読み・例文・類語

むり‐からぬ【無理からぬ】

連体〙 (形容詞補助活用未然形に打消の助動詞「ぬ」の付いた、「よからぬ」などに類推して、形容詞ではない「無理」に「からぬ」を付けてできた語) 無理ではない。もっともな。
※苦の世界(1918‐21)〈宇野浩二〉三「凡夫の事ならたいしたむりからぬしだいにちがひないのだ」

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