無論(読み)ムロン

デジタル大辞泉 「無論」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「無論」の意味・読み・例文・類語

む‐ろん【無論】

  1. 〘 名詞 〙 ( 多く副詞的に用いる ) 論ずるまでもないこと。いうまでもないこと。勿論(もちろん)
    1. [初出の実例]「是等は兎やかう詮議せずと無論の方しかるべし。愚論なきにしもあらねど先爰にてはひすもの歟」(出典:談義本・遊婦多数寄(1771)二)
    2. 「自分は無論能くは分らなかったが」(出典:初恋(1889)〈嵯峨之屋御室〉)
    3. [その他の文献]〔陶潜‐桃花源記〕

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普及版 字通 「無論」の読み・字形・画数・意味

【無論】むろん

いうまでもないこと。もちろん。晋・陶潜桃花源記〕今は是れ何の世なるかを問ふ。乃ちるを知らず。魏・晉には論無し。

字通「無」の項目を見る

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