粗(漢字)

普及版 字通「粗(漢字)」の解説


常用漢字 11画

[字音]
[字訓] あらごめ・あらい・ほぼ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は且(そ)。〔説文〕七上に「なり」とあり、米をいう。すべて粗大・粗悪なものをいう。(そ)と声義において通じる。

[訓義]
1. あらごめ、精白しないままの米。
2. あらい、おおまか、おおきい、わるい。
3. ほぼ、おおよそ、あらまし。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕粗 阿良々(あらら)〔名義抄〕粗 アラカジメ・ホボ・アシラフ・アラアラ・カタラフ・ホノカ・オホイナリ 〔字鏡集〕粗 マジラフ・カタラフ・ホノカ・アラウシテ・アラアラ・アラカジメ・ホボ・アラシ・オロソカ・オホイナリ

[語系]
粗・tsa、(疎)shiaは声義近く、粗は粗米、(そ)は鹿がばらばらに走るさま、は歯かずの少ないくし。それぞれ字源を異にするが、もと同系の語である。*語彙は字条参照。

[熟語]
粗悪・粗衣・粗悍・粗給・粗愚・粗糠・粗・粗豪・粗忽・粗才・粗雑・粗醜粗食・粗人・粗拙・粗饌・粗・粗粗・粗壮・粗燥・粗繰・粗俗・粗率・粗大・粗淡・粗茶・粗通・粗飯・粗鄙・粗浮・粗服・粗放・粗暴・粗樸・粗笨・粗末・粗・粗野・粗略・粗・粗・粗劣・粗鹵・粗陋・粗漏
[下接語]
精粗


33画

(異体字)粗
11画

[字音]
[字訓] あらい

[説文解字]
[甲骨文]

[字形] 会意
三鹿に従う。〔説文〕十上に「行くこと超なるなり」とあり、鹿のよく走る意とする。麗字条にも「(なら)びて行くなり」とあって、鹿には群行の性があり、ただ羊のように一団とならず、競って奔(はし)るところから、雑(そざつ)・笨(そほん)の意があり、粗と通用する。卜文に二鹿に従う字がある。

[訓義]
1. あらい、はなれる、とおい、大きい。
2. 粗と通じ、ほぼ、あらまし。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕 アラシ・オロソカナリ・フトシ 〔字鏡集〕 ヲロソカ・オホイナリ・アラシ・フトシ

[語系]
・粗tsaは同声。(疎)・shiaも声義が近い。粗は粗穀、はあらめのである。*語彙は粗・字条参照。

[熟語]

[下接語]
・細・精

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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