気に入る(読み)キニイル

デジタル大辞泉 「気に入る」の意味・読み・例文・類語

・る

好みに合う。
他人機嫌をとる。
「色々お―・りて、すかし給へども」〈浮・好色盛衰記〉
[類語]好む好く嗜む満足満悦充足飽満自足自得会心自己満足本望満ち足りる心行く堪能満喫安住安んずる甘んずる十分十全嬉しい楽しい面白い喜ばしい喜び愉快痛快結構喜悦有頂天納得慊焉けんえん三平思わしい上機嫌ご機嫌おんの字足りる足る舞い上がる満たす気を良くする溜飲りゅういんを下げる言うことなし意に適ううきうきうはうはわくわくいそいそぞくぞく

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精選版 日本国語大辞典 「気に入る」の意味・読み・例文・類語

き【気】 に 入(い)

  1. 心にかなう。満足する。好きになる。
    1. [初出の実例]「おごうかまへてきにいるやうに致せ」(出典:虎明本狂言・角水聟(室町末‐近世初))
  2. きげんをとる。とりいる。あやす。
    1. [初出の実例]「始終よいやうにはせいで、一旦王の気に入んとばかり思たほどに」(出典:史記抄(1477)一二)

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