簡素(読み)カンソ

デジタル大辞泉 「簡素」の意味・読み・例文・類語

かん‐そ【簡素】

[名・形動]飾りけがなく、質素なこと。また、そのさま。「簡素な住まい」「簡素な結婚式」
[派生]かんそさ[名]
[類語]つましい質素地味つづまやかつつましいつつましやか質実清貧簡単単純簡略簡約簡潔手短てみじか簡便簡易安直あんちょくシンプルプレーン純粋純然純一至純純乎じゅんこ純正純良単一純化素朴純朴朴訥ぼくとつ質朴真率清楚実直実体じってい朴直篤実生一本まじめ生まじめ大まじめ真摯愚直

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精選版 日本国語大辞典 「簡素」の意味・読み・例文・類語

かん‐そ【簡素】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) むだがなく簡単で質素なこと。また、そのさま。あっさりとしていて飾りけのないようす。
    1. [初出の実例]「Cansona(カンソナ)フルマイ」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「今迄通りの簡素清貧に甘んじてゐて頂きたかったけれど」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部)
    3. [その他の文献]〔晉書‐宗室伝論〕

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普及版 字通 「簡素」の読み・字形・画数・意味

【簡素】かんそ

自然で素朴。〔梁書止足素伝〕に任じて、自ら矜高せず、天然素なり。

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