わんさ(読み)ワンサ

デジタル大辞泉 「わんさ」の意味・読み・例文・類語

わんさ

[副]
人や物が一度にたくさん集まるさま。「見物人わんさと押しかける」
たくさんあるさま。どっさり。「仕事がわんさと残っている」
[類語]たんとごまんとどっさりうんとふんだんたっぷりなみなみたくさん一杯十分しっかりがっつり思い切り思う存分夥しい多く数数かずかず多数数多すうた無数多量大量大勢おおぜい大挙多勢多人数大人数衆人莫大膨大巨万豊か潤沢無尽蔵山ほど盛り沢山がっぽりがっぽがっぽ多め幾多過多最多多作あまた多多いくらもいくらでもざらにごろごろ十二分に豊富に腐るほどしこたまたんまり仰山ぎょうさん多め数知れない数知れぬ数え切れない十指に余る枚挙にいとまがない掃いて捨てるほど

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「わんさ」の意味・読み・例文・類語

わんさ

[1] 〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 人が大勢押しかけるさまを表わす語。
青べか物語(1960)〈山本周五郎〉残酷な挿話「入隊志願者がわんさと集まった」
② たくさんあるさまを表わす語。たっぷり。
※閑散無双(1934)〈徳川夢声〉トロンボ夫妻行状記「杉林葉っぱが、ふんだんに落ちてるんで、そいつをわんさと、たたき込んだら、とても景気よく燃えましたぜ」
[2] 〘名〙 「わんさガール」の略。〔モダン辞典(1930)〕

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