精選版 日本国語大辞典の解説 しこ‐たま 〘副〙 数量が非常に多いさまをいう俗語。たくさん。どっさり。しこだめ。※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一二(1762)宮三「田舎うばしこたま喰て御意に入」※牛山ホテル(1929)〈岸田国士〉三「金持から治療代をしこたまふんだくってたんだからね」[補注]語源については未詳だが、どっさりためる意の上方語、マ行下二段活用の動詞シコタメルの連用形シコタメが江戸語で母音交替してシコタマとなったものか。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報