デジタル大辞泉 「多多」の意味・読み・例文・類語 た‐た【多多】 [副]1 数がきわめて多いさま。たくさん。「至らぬところが多多ある」2 多ければ多いほど。「軽蔑は―益益恬然と虚偽を吐かせるものである」〈芥川・侏儒の言葉〉[類語]沢山・多く・多い・数数かずかず・多数・数多すうた・無数・多量・大量・大勢おおぜい・夥おびただしい・いっぱい・あまた・いくらも・いくらでも・ざらに・ごろごろ・どっさり・たっぷり・十二分に・豊富に・ふんだんに・腐るほど・ごまんと・わんさと・しこたま・たんまり・うんと・たんと・仰山ぎょうさん・なみなみ・十分・しっかり・がっつり・大挙・多勢・多人数・大人数・衆人・莫大・膨大・巨万・豊か・潤沢・無尽蔵・山ほど・盛り沢山・がっぽり・がっぽがっぽ・多め・幾多・過多・最多・多作・多め・数知れない・数知れぬ・数え切れない・十指に余る・枚挙にいとまがない・掃いて捨てるほど 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「多多」の意味・読み・例文・類語 た‐た【多多】 〘 名詞 〙 ( 副詞的にも用いる )① ( 形動 ) 数の多いさま。沢山。大層。多く。[初出の実例]「菖蒲艾等令レ献候。如二問丸一。定多多令二進上一候歟」(出典:新十二月往来(1206頃か))「感服すべきことが多々有るに関はらず」(出典:東洋学芸雑誌‐八八号(1889)社会主義〈和岡垣謙三〉)[その他の文献]〔法言‐問神〕② 多ければ多い程。[初出の実例]「多多益これを採用して益精神の働を活溌ならしむるに在り」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)[その他の文献]〔元稹‐善歌如貫珠賦〕 たた【多多】 〘 名詞 〙 ( [梵語] tata の音訳 ) 父のこと。[初出の実例]「多多(ちちをいふなり)のごとくすてずして、阿摩(ははをいふなり)のごとくにそひたまふ」(出典:三帖和讚(1248‐60頃)正像末) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「多多」の読み・字形・画数・意味 【多多】たた 多い。多いほど。〔史記、淮陰侯伝〕上(しやう)問うて曰く、我の如きは能く何(いくばく)に將たると。信曰く、陛下は能(よ)く十に將たるにぎずと。上曰く、君に於ては何如(いかん)と。曰く、臣は多多にして善きのみと。字通「多」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by