普及版 字通 「伴(漢字)」の読み・字形・画数・意味
伴
常用漢字 7画
(旧字)
7画
[字訓] とも・つれ・ともがら・ともなう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(半)(はん)。はものを両半にする意。両半のものがともにあるとき、という。〔説文〕八上に「大なる皃なり」とするのは、〔詩、大雅、巻阿〕「奐(はんくわん)たる爾(なんぢ)の游」の〔毛伝〕に「奐とは廣大にしてるなり」とある意によるものであるが、それは連文としての語義。伴は伴侶、つれとしてともなうことをいう。
[訓義]
1. とも、つれ、ともがら、なかま。
2. ともなう、つれそう、よる、したがう、はべる。
3. 伴奐、おおきい、ゆったりとしている。
4. 畔と通じ、そむく。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 トモ・トモガラ・トドム・イツハル・タビ・アフ・ノブ 〔立〕 トモダチ・タビ・トモガラ・アフ・ノブ・ワカツ・トモナフ・トドム・イツハル
[熟語]
伴奐▶・伴偶▶・伴伍▶・伴宿▶・伴食▶・伴読▶・伴飯▶・伴流▶・伴侶▶・伴領▶・伴霊▶
[下接語]
詩伴・酒伴・相伴・酔伴・随伴・接伴・同伴・道伴・夜伴・侶伴
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報