デジタル大辞泉 「商」の意味・読み・例文・類語
しょう【商】[漢字項目]
[学習漢字]3年
1 あきなう。あきない。「商業・商魂・商店・商人・商売・商品/行商・通商」
2 あきんど。商人。「画商・巨商・豪商・紳商・政商・隊商・貿易商」
3 相談する。はかる。「商議・商量/会商・協商」
4 星座の名。さそり座。「
5 古代中国の王朝、殷の自称。「殷商」
[名のり]あき・あつ・ひさ
[難読]





+口。辛は把手のある大きな辛器で、入墨に用いるもの。刑罰権を示す。
はこれを樹てる台座の形。その前に、神に祈る祝詞の器(
(さい))をおく。神に「商(はか)」ることを原義とする字である。
(いつ)の従うところの
と似ており、
は台座の上に矛(ほこ)を立て、祝詞をそえた形。
は神威を奉じて巡察
正(いつせい)を加えることをいう。商は殷王朝の正号。その都を卜辞に「大邑
」という。〔説文〕三上に「外よりして
を知るなり」という。すなわち商
すること、推測の意とするが、神意を問うことを原義とする。
は古くは賞の意に用い、
の下に貝を加えた。
はその略字であろう。賞は報償として与えられることが多く、また償の意となる。
をその義に用い、ついに商賈の意となる。商賈の意は最も後起の義である。
賈、師
、阿岐比斗(あきひと) 〔名義抄〕
アキヒト・ハカル・アキナフ・アキ
声として
を収め、
の省声とする。金文の賞は
の下に貝を加えた字形である。
・
sjiangは同声。〔説文〕六下に
を「行賈なり」と商賈の意とする。
▶・商
▶・商
▶・商確▶・商気▶・商議▶・商墟▶・商業▶・商賈▶・商戸▶・商估▶・商股▶・商工▶・商校▶・商較▶・商号▶・商祭▶・商市▶・商酌▶・商娶▶・商秋▶・商祝▶・商女▶・商参▶・商声▶・商税▶・商節▶・商兌▶・商度▶・商定▶・商訂▶・商程▶・商灯▶・商討▶・商人▶・商舶▶・商販▶・商
▶・商埠▶・商風▶・商弁▶・商務▶・商
▶・商籟▶・商略▶・商旅▶・商量▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…通常は商法典をさす。日本には1899年に制定され,同年6月16日から施行された商法(第1編総則,第2編会社,第3編商行為,第4編海商)がある。…
…五声ともいう。1オクターブの中に設定される五つの音階音,すなわち宮(きゆう),商,角,徴(ち),羽(う)をいう。元来は中国から伝えられた用語が,日本化したもので,5音音階の第1音を調に関係なくつねに宮とし,上に向かって順に商,角……とする。…
…中国音階の基調をなし,日本,朝鮮にも入った。宮・商・角・徴(ち)・羽の5音からなり,徴と宮の半音下の変徴・変宮を加えたものを七声という。 五声は中国では周末から前漢にかけて,その算法を記した《管子》《呂氏春秋》《淮南子(えなんじ)》などがある。…
…江戸時代の社会を構成した主要な身分である武士,百姓,職人,商人を指す言葉。四民ともいう。…
…この王朝の存立した時代および文化の名称としても使用する。ただし当時の王朝の人びとはみずからを商と称していたので,殷とよぶよりも,商とよぶのが正確であるが,日本では一般に殷の名を使用する。後の周の人びとが殷とよぶようになるが,その理由は明らかではない。…
…黄帝の曾孫帝嚳(ていこう)の第二夫人簡狄が玄鳥(燕)の卵を飲んで妊娠し,生んだと言われる。帝舜のとき,禹の治水を助けて功があり,司徒の官に任ぜられて民を教化し,商(河南省商丘県)に封ぜられたという。殷が本来は商と呼ばれていたのはこのことによる。…
※「商」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...