精選版 日本国語大辞典 「汝・爾」の意味・読み・例文・類語
な‐んじ ‥んぢ【汝・爾】
〘代名〙 (古くは「なむち」。「な(汝)むち(貴)」の意) 対称。上代古くは、相手を尊敬して呼んだ語と推定されるが、奈良時代以降、対等またはそれ以下の相手に対して用いられ、中世以降は、目下の者に対する、もっとも一般的な代名詞として用いられる。
※竹取(9C末‐10C初)「なんちが持ちて侍るかぐや姫奉れ」
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