海部[町](読み)かいふ

百科事典マイペディア「海部[町]」の解説

海部[町]【かいふ】

徳島県南部,海部郡の旧町。海部川下流域を占め,河口奥浦鞆浦(ともうら)が主集落。農林業が主で,鞆浦を中心に漁業も営む。牟岐(むぎ)線,阿佐海岸鉄道が通じる。海部川の支流母川はオオウナギ生息地(天然記念物)。2006年3月,海部郡海南町,宍喰町と合併し町制,海部郡海陽町となる。26.36km2。2667人(2003)。

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世界大百科事典 第2版「海部[町]」の解説

かいふ【海部[町]】

徳島県南部,海部郡の町。1955年鞆奥町と川西村が合体,成立。人口2815(1995)。中心地は海部川河口南岸を占める鞆奥地区で,純漁村の鞆浦と商業町の奥浦からなる。元亀年間(1570‐73)海部氏が鞆浦に海部城(鞆城)を築いたのがその発祥で,蜂須賀氏阿波入国後も阿波・土佐国境の要地として重視され,奥浦は城下町として栄えた。寛永年間(1624‐44)海部城は一国一城令によって廃されたが,その後も郡代役所が置かれ,海部地方の中心的地位を占めた。

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