デジタル大辞泉
「留」の意味・読み・例文・類語
ルーブル(〈ロシア〉rubl'/〈英〉ruble)
ロシア連邦などの通貨単位。1ルーブルは100カペイカ。
[補説]「留」とも書く。
りゅう〔リウ〕【留】
惑星が、順行から逆行へ、または逆行から順行へ変わるときに、一時停止して見えること。また、その時刻・位置。
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りゅうリウ【留】
- 〘 名詞 〙 天文学で、順行と逆行の移りかわるときに、惑星が一時停止して見えること。また、その時刻と位置。
- [初出の実例]「西行して十二宮を逆行するの時あり、之を退と云ふ。留止(〈注〉とどまり)して移らざるの時あり、之を留と云ふ」(出典:遠西観象図説(1823)下)
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普及版 字通
「留」の読み・字形・画数・意味
留
常用漢字 10画
(異体字)
12画
[字音] リュウ(リウ)・ル
[字訓] とどまる・とめる・のこる・ひさしい
[説文解字]
[金文]
[その他]
[字形] 会意
正字はに作り、(りゆう)+田。は流した水の形。田地に用いるために、その水を溜(た)めて停蓄することをいう。それより留滞の意となる。〔説文〕十三下に「止まるなり」と訓し、声とするが声が合わない。金文の字形は、田の旁に水があり、その両旁に池沼のある形。用の溜池の形で、溜(りゆう)の初文。留止の意より、留待・留意などの意に用いる。
[訓義]
1. とどまる、とどこおる、ためる、とめる。
2. のこる、かわらぬ、うつらぬ。
3. ひさしい、いつまでも、ながく。
4. まつ、おそい、おもむろ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕留 トドム・トドマル・ヒサシ・ウカガフ・ヤム
[声系]
〔説文〕に留声として、瘤・・溜・霤・など、十字を収める。瘤はこぶ、は水流のせまいところにしかける「やな」、みな溜り水を意味する留の形状より字義をえている。
[語系]
留・溜・霤・瘤・liuは同声。留の声義を承ける。(流)・liuも同声。曲折しながら進むものをいう。漏・婁lo、縷lioは細くうちつづくもの。これらも同系の語であろう。
[熟語]
留意▶・留飲▶・留雲▶・留影▶・留礙▶・留歓▶・留客▶・留級▶・留居▶・留寓▶・留憩▶・留▶・留決▶・留後▶・留止▶・留思▶・留取▶・留守▶・留宿▶・留春▶・留照▶・留心▶・留神▶・留精▶・留阻▶・留存▶・留滞▶・留待▶・留題▶・留駐▶・留▶・留牘▶・留屯▶・留難▶・留年▶・留賓▶・留別▶・留保▶・留務▶・留名▶・留目▶・留与▶・留落▶・留犂▶・留恋▶・留連▶・留聯▶
[下接語]
慰留・遺留・延留・淹留・歓留・寄留・羈留・久留・去留・居留・凝留・稽留・留・勾留・句留・行留・拘留・在留・残留・止留・酔留・滞留・遅留・駐留・停留・留・弥留・保留・抑留
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留 (りゅう)
stationary
天文用語。地球上から惑星の動きを観測したとき,天球上での惑星の赤経方向の見かけの動きが0となるときをいう。惑星の赤緯方向の動きは非常に小さいので,留のときには,見かけの動きは全体としてほぼ0である。惑星の見かけの動きは,留を境として,順行(西から東へ動く)から逆行(東から西へ動く)へ,あるいは逆行から順行へと移り変わる。
執筆者:湯浅 学
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留【りゅう】
惑星がみかけ上天球に一時停止する(赤経が変わらない)状態,またその時期。順行(天球上を西から東へ移る)から逆行に転じる場合と,その逆の場合がある。外惑星では留から衝を経て留になる間は逆行する。内惑星は最大離角の付近で留になる。
→関連項目視運動
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留
りゅう
stationary
天球上の惑星の運動で,順行から逆行,および逆行から順行に移るとき東西方向への運動が一時停止すること。1会合周期の間に2回起る。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
留
りゅう
惑星が天球上を運行中に、順行から逆行へ、または逆行から順行へ移る際に停止するようにみえる現象、あるいはその時刻をいう。詳しくは、惑星の地心視赤経の変化がゼロとなったとき、と定義されている。
[村山定男]
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世界大百科事典(旧版)内の留の言及
【指物】より
…指物の基礎的手法は,すでに正倉院の木工においておおむね行われており,その伝統は現在にも引き継がれている。指物における基本的手法には,矧手(はぎて),端喰(はしばみ)(端嵌(はしばめ)),留(とめ),組手(くみて)などがある。矧手は主として所要の幅をうるための板材のはぎ合せ法で,芋付(いもつけ)(胴付矧(どうづけはぎ))と斜付(ななめつけ)は,ともに補強のために太枘(だぼ)あるいは空木(うつぎ),竹釘を挿入し,千切(ちぎり)を嵌入することもある。…
※「留」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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