美郷(町)(島根県)(読み)みさと

日本大百科全書(ニッポニカ) 「美郷(町)(島根県)」の意味・わかりやすい解説

美郷(町)(島根県)
みさと

島根県中央部、邑智郡(おおちぐん)にある町。2004年(平成16)邑智町大和村(だいわむら)が合併して成立。南部を広島県と接する。旧大和村地域を江の川(ごうのかわ)が北流し、役場のある粕淵(かすぶち)でUターンする形に湾曲して西流する。町の9割を山林が占め、国道375号が通じる。かつては江の川水運の要衝で、諸物資の集散地として繁栄した。米やシイタケなどを産し、畜産も行われる。また1982年(昭和57)の国民体育大会でカヌー競技が行われたことをきっかけにカヌーが盛んとなり、キャンプやカヌー体験ができる観光施設がある。三瓶(さんべ)山南西麓(ろく)に湯抱(ゆがかい)温泉、江の川沿いに潮(うしお)温泉、千原(ちはら)川沿いに千原温泉がある。面積282.92平方キロメートル、人口4355(2020)。

[編集部]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android