芝(漢字)

普及版 字通 「芝(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 6画

(旧字)
7画

[字音]
[字訓] しば

[説文解字]

[字形] 形声
声符は之(し)。〔説文〕一下に「艸なり」とあり、霊芝をいう。一歳にして三華、これを服用すれば、軽身延年の功があるという。また菌芝ともいい、〔抱朴子、仙薬〕に詳しい記述がある。〔楚辞〕に香草として蘭とともに歌われることが多く、君子・高人にたとえる。神仙の居を芝成、朝廷芝閣後宮の庭を芝砌(しせい)、また人を尊んで芝容・芝眉のようにいう。〔本草和名〕に「本、~一名、一名玉、和名、加佐毛知かさもち)一名、佐波曾良之(さはそらし)」とあり、それはセリ科の多年草であるという。

[訓義]
1. 神草の名、霊芝。
2. その形や色は種々あり、和名にかさもちというように笠の形のものがある。きぬがさ・ひがさの意に用いる。
3. 国語で、しば、しば草。

[古辞書の訓]
名義抄 サハウト・サハソラシ・サク・アツマル・クサアハセ・シバ/白 カサモチ・ヨロヒクサ 〔字鏡集〕 シバ・ハチス・ワキクセ・ヨロヒクサ・アツマル・クサアハセ・サハソラシ

[熟語]
芝宇・芝雲・芝英・芝園芝駕・芝・芝蓋・芝閣・芝菌・芝桂・芝・芝・芝砌・芝茜・芝庭・芝泥芝田・芝童・芝眉芝圃・芝麻・芝蘭・芝露
[下接語]
英芝・華芝・芝・金芝・菌芝・玄芝・山芝・紫芝・祥芝・神芝・青芝・仙芝・咀芝・肉芝・拝芝・鳳芝・幽芝・蘭芝・霊芝

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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