デジタル大辞泉
「平仮名」の意味・読み・例文・類語
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ひら‐がな【平仮名】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 「ひら」は、角のない、通俗平易の意。「かな」は「かりな」の転 ) 平安初期に成立した日本独特の音節文字の一つ。現代では、いろは四十七字に「ん」を加えたものを一組とする。それぞれの字源は、万葉がなに用いた漢字で、その草書体をいっそう流動的に簡素化したもの。古くは、女子の書く文字として「おんなで(女手)」とよんだ。字源や草略の程度などによって一音節に種々の字体があったが、今日では一種に統一されており、他を変体がなという。草仮名(そうがな)。女文字。⇔片仮名。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- ② ( 漢字のむずかしいことに対して ) わかりやすいこと。率直な、または、平易な表現。
- [初出の実例]「魯国のやぢおの曰(の給ひ)しを平がなにかけば」(出典:洒落本・古今三通伝(1782))
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平仮名【ひらがな】
音節文字の一つ。日本語を表音的に表記するために万葉仮名の漢字の字体が極度に草体化されてできた文字。8世紀末ごろの文書には草体の万葉仮名が用いられていたが,9世紀中ごろから極端な草体化が出現した。それらの使用者はおもに諸官省や諸大寺の書記であったらしい。また女子の世界でも万葉仮名の草体化が進められ,女手(おんなで)と呼ばれて流麗な平仮名文に発達していった。漢文の訓点記入においても一時平仮名が用いられたが,間もなく片仮名がこれにかわった。平仮名は9世紀後半からすでに歌文をつづるのに用いられていたらしいが,905年《古今和歌集》が撰進されると一躍公的地位を獲得するに至り,10―11世紀にかけての和歌・物語文学の隆盛をうながす大きな力となった。10世紀には平仮名を美的観賞の対象とするようになり,字体の複雑な草仮名も併用された。12世紀ごろから〈いろは歌〉の作者,また平仮名の作者は弘法大師とする説が起こった。仮名の種類は47文字という固定観念が浸透したうえ,平安中期以降の音韻変化に伴って,〈い・ゐ〉〈え・ゑ〉〈お・を〉などの同音の仮名が生じたため,鎌倉初期から仮名遣い(かなづかい)の問題が起こった。中世以降は平仮名文に漢字を交えることが多くなり,漢字平仮名交り文が発達した。平仮名の字体は古くは1音節に対して多種の異体仮名があったが,1900年小学校令施行規則によって現行の字体に統一された。それ以外の異体仮名を変体仮名という。
→関連項目片仮名|仮名|仮名文|漢字|擬古文|国字
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平仮名
ひらがな
万葉仮名の草体である草仮名を簡略化してできた仮名文字。平安初期に男性貴族や学僧の間で使われだし,さらに漢字を書くことを避けた当時の女性の間でも使われるようになり,女手(おんなで)とよばれた。発明者として空海の名前があげられた時期もあるが,現在は否定される。字体の源となる漢字が各音1字とはきまっておらず,同じ音を書き表すのに複数の字体が使われたが,現行の字体に統一決定されたのは,1900年(明治33)の小学校令施行規則である。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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平仮名
(通称)
ひらがな
歌舞伎・浄瑠璃の外題。- 元の外題
- ひらがな盛衰記
- 初演
- 元文4.5(京・水木辰之助座)
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の平仮名の言及
【仮名】より
…日本で漢字を一部分省略するか,極度に草書化するかによって作り出した文字。片仮名と平仮名との2種がある。他に,漢字の意義を考えずにその音のみをそのまま用いるものを万葉仮名という。…
【変体仮名】より
…仮名の字体はさまざまなものが用いられてきたが,1900年小学校令施行規則の第1号表によって平仮名,片仮名それぞれが現行の字体に定められた。変体仮名とは,主として平仮名の〈いろは〉47種と〈ん〉について,この表で示された通用の字体とは異なった形のものをいう。…
※「平仮名」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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