事柄(読み)コトガラ

デジタル大辞泉 「事柄」の意味・読み・例文・類語

こと‐がら【事柄】

物事内容・ようす。また、物事そのもの。「調べた事柄を発表する」「新企画に関する極秘事柄」「重大な事柄
《「こつがら(骨柄)」の音変化という》人物ありさま体格品格
「つらだましひ、―、いづれも劣らず」〈平家・九〉
[類語]事物事象物事現象出来事余事余所よそ他事他人事人事ひとごと雑事諸事事件時事事故異変大変急変変事大事だいじ大事おおごと小事細事些事世事俗事私事しじ私事わたくしごと用事珍事不祥事アクシデントハプニングセンセーション

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精選版 日本国語大辞典 「事柄」の意味・読み・例文・類語

こと‐がら【事柄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ことのすじみち。ことのありさま。様子。事態。また、単に、物事そのもの。事実。
    1. [初出の実例]「いと優れて聞ゆる事もなく、叶はずもやあらん。されども事がらの優しく聞えし也」(出典:今鏡(1170)一〇)
    2. 「学文せぬとて、事務(コトガラ)に明るく、世の情態に馴れたる人は」(出典開化のはなし(1879)〈辻弘想〉二)
  3. 人の容姿態度。体格。人品。骨柄(こつがら)
    1. [初出の実例]「武士は六人、〈略〉つらだましひ事がらいづれもおとらず」(出典:平家物語(13C前)九)

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普及版 字通 「事柄」の読み・字形・画数・意味

【事柄】じへい

ものの核心権力。〔漢書佞幸、石顕伝〕顯、自らを擅(ほしいまま)にし、事掌握に在るを知るも、天子の一旦左右の耳目用し、以て己をすることるをる。

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