アイボリー【ivory】
色名の一つ。アイヴォリーとも表記する。JISの色彩規格では「黄みのうすい灰色」としている。一般に、やや灰色みを帯びた黄色のこと。もとは象牙を意味し、象牙色とも訳される。高級なイメージのある色で、壁紙、カーテン、ソファ、ベッドなど室内装飾や家具に多く用いられる。またアイボリー板紙というと招待状やメニューなどに使われる厚手の高級紙をさす。象牙そのものはワシントン条約により輸出入取引が禁止されている。
出典 講談社色名がわかる辞典について 情報
アイボリー
〘名〙 (ivory)
① 象牙(ぞうげ)。また、象牙色。〔舶来語便覧(1912)〕
※南小泉村(1907‐09)〈
真山青果〉七「金縁の舶来象牙紙
(アイボレイ)に活字も気取ってゴジック新型である」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
アイボリー
ivory
(1) 象牙または象牙色のこと。 (2) アイボリーペーパー ivory paperの略。さらし化学パルプを原料とし,高度仕上げを施した半透明のブリストル紙。絵はがき,招待状,カード類に使用される。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界大百科事典内のアイボリーの言及
【プロクター・アンド・ギャンブル[会社]】より
…品質の良さで評判となり,また南北戦争のときに南軍から大量注文を受け会社の基礎が固まった。その後79年に発売したセッケン〈アイボリーIvory〉がベストセラーとなり今日でも売られている。また合成洗剤についても1932年ドイツから特許を買い業務用製品を販売し,46年には家庭用合成洗剤〈タイドTide〉を発売して爆発的な人気を得た。…
※「アイボリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報