アフター・ケア(英語表記)after care

流通用語辞典の解説

アフター・ケア【after care】

アフター・サービスが、販売した後の消極的・規制的な対応戦略であるとすれば、アフター・ケアは、販売後の積極的な顧客戦略として位置づけられるものである。多くの消費者調査から得られる購買行動の一つに、「商品を買った後の販売店の面倒見のよさ」といったいわゆる店選び行動があり、これが成熟市場における再購入、繰返し購入の大きな要素としてあげられている。この「面倒見のよさ」を印象づける行動が、アフター・ケアであり、今後の市場環境では一層重要性を強めることになる。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティング流通用語辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アフター・ケア
あふたーけあ
after care

従来は、結核回復者の後療法をはじめ、手術後の患者、または急性もしくは重症疾患の回復期にある患者の看護と治療を意味していたが、現今では、各種疾患の病後追跡とリハビリテーションを兼ね、患者の管理をも含めた、きわめて広義な意に用いられている。したがって、患者の健康管理を行いつつ、職業補導をしたり、社会復帰のための継続プログラムの設定などの内容をもその対象とする。腎(じん)不全における透析患者の管理などもその一例で、医師のみではなく、各部門での医療従事者を含めた、チーム医療管理の果たす役割は大きい。具体的には、患者を社会復帰させるために、定期的な連絡会をもち、そのつど各部門の情報交換、問題点の検討、および症例検討を通じて得たデータに基づいて、患者の包括管理を行うわけである。[井上義朗]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

適応障害

心理社会的なストレスがはっきりと認められ、情緒面や行動面に問題が生じるもの。職場の人間関係、夫婦間の葛藤を始め、親の離婚、子供の自立、失恋、身体疾患など、一過性のものから持続的なものまで、ストレス因子...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android