メロー(英語表記)mellow

翻訳|mellow

デジタル大辞泉の解説

メロー(mellow)

[形動]《「メロウ」とも》
果物などが、熟しているさま。香りや甘みが豊かなさま。「メローな味わい」
人柄などの円熟したさま。また、音などが、柔らかくて豊かなさま。「メロー雰囲気

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大辞林 第三版の解説

メロー【mellow】

( 形動 )
甘美なさま。豊潤なさま。 「 -な気分」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メロー
めろー
Craig C. Mello
(1960― )

アメリカの科学者。1990年にハーバード大学で生物学博士号を取得。マサチューセッツ大学医学部教授。2003年ファイアーとともにワイリー医学生物科学賞受賞。2006年、同じくファイアーと「RNA(リボ核酸)の干渉の発見」の業績でノーベル医学生理学賞を受賞した。
 生命現象の設計図とされているデオキシリボ核酸(DNA)は、塩基とよばれる化学物質が限りなくつながる2本鎖でできている。この情報が1本鎖のRNAに転写され、それをもとにタンパク質製造が行われる。癌(がん)を発症させるDNAが働いたときに、RNAの働きを抑えると発症を抑えることができるため、1本鎖のRNAに人工RNAを結合させてその働きを抑える研究に発展した。
 二人はアメリカのカーネギー研究所にいた1996年ころ、1本鎖の人工RNAを線虫に入れて筋肉を動かすRNAの働きを抑制する実験を行った。そのとき、比較実験として2本鎖のRNAも注入する実験を行った。1本鎖RNAを入れた線虫にあまり変化がなかったのに、2本鎖を入れた線虫ではRNAの働きが劇的に抑制されていた。予想外の実験結果を二人は発展させ、2本鎖RNAは標的にしたRNAを抑えてタンパク質の合成を止めてしまう成果へと結びつけた。その後の研究から2本鎖RNAの鎖がほどけて1本になり、対応する遺伝子の発現を阻害してタンパク質の合成も行われないことがわかった。
 これは「RNA干渉」とよばれるようになり、世界中で研究が始まってRNA薬の開発などで激しい競争が展開されている。RNA薬はDNAを傷つけず副作用もほとんどないとされ、癌、目の黄班変性症、インフルエンザ、C型肝炎、エイズ、ホルモン異常、感染症などの治療薬の研究が進んでいる。
 RNA干渉の発見によってRNAにはこれまで知られていなかった機能があることがわかり、RNAの役割を解明する研究も精力的に進められている。[馬場錬成]

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精選版 日本国語大辞典の解説

メロー

〘形動〙 (mellow)⸨メロウ⸩ 柔らかくて豊かなさま、円熟したさまなどを表わす語。

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