穏当(読み)オントウ

デジタル大辞泉 「穏当」の意味・読み・例文・類語

おん‐とう〔ヲンタウ〕【穏当】

[名・形動]
1 おだやかで無理がないこと。また、そのさま。「取り扱いに穏当を欠く」「穏当な処置」
2 すなおでおとなしいさま。
「何でも此のあたりに評判の美いい女で、それで優しくって、―で、人柄で」〈鏡花・照葉狂言〉
→妥当だとう[用法]
[派生]おんとうさ[名]
[類語](1)適当・適切・適正・適確・至当・妥当・相応・好適・適合・合致・即応・正当・順当・ぴったり・頃ころ合い・程合い・手頃てごろ・適う・適する・合う・沿う・そぐう・当てはまる・当を得る/(2)マイルド・まろやか・穏やか・穏便・紳士的・婉曲えんきょく・甘美・快美・当たらず触らず・物柔らか・曖昧・ほどほど・控え目・ソフト・柔らかい・柔軟・しなやか・軟化・柔らか・軟質・軟弱・柔い・やんわり・ぼかす・ぼやかす・ぼやける・うやむや・メロー・柔和・温厚・温和・穏健・まったり・丸い・ゆるやか・やおら・遠慮がち・おっとり・おどおど・おとなしやか・おもむろに・穏和・謙遜・こつこつ・さりげない・しおらしい・静か・静静・しっとり・しとやか・粛粛・純朴・じわじわ・真率・そっと・そろそろ・そろり・たおやか・つつましい・つつましやか・なよなよ・なよやか・のろのろ・朴訥ぼくとつ・ぼちぼち・ぼつぼつ・まめやか・物静か・優しい・悠然・ゆったり・ゆるゆる・ゆるり・ゆっくり・腰を据える・鷹揚おうよう・間もなく・やがて・おっつけ・程なく・軟調・やわ・ふにゃふにゃ・ふわふわ・しなしな・ふんわり・ふっくら・ぷよぷよ・しなう・しとやか・粘性・もちもち・とろとろ・ふくよか・しんなり・嫋嫋じょうじょう・和やか・ほんわか・おおらか・大様・ハートフル・にこやか・ノンシャラン・緩い・緩める・円満・綽然しゃくぜん・ねんごろ・かわいらしい

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精選版 日本国語大辞典 「穏当」の意味・読み・例文・類語

おん‐とうヲンタウ【穏当】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙
  2. ① 物事がむりなく、よく道理にかなっているさま。妥当なさま。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「何うしてもっと穏当に私を観察して下さらないのでせう」(出典:道草(1915)〈夏目漱石〉二一)
    2. [その他の文献]〔杜牧‐宣州留贈詩〕
  3. ② 柔順で人に逆らわないさま。おだやかで、すなおなさま。のんびりしているさま。おんと。
    1. [初出の実例]「唐人の老人や詩人文人貧者は馿にのるぞ馬上で詩句を案ずるぞ、おんたうではやうないほどに物を案ずるによいぞ」(出典:玉塵抄(1563)一四)
    2. 「全体あの子僧は私の末っ子でチトおんとうで困ります」(出典:滑稽本・魂胆夢輔譚(1844‐47)四)

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普及版 字通 「穏当」の読み・字形・画数・意味

【穏当】おんとう

妥当。

字通「穏」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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