やんわり(読み)ヤンワリ

デジタル大辞泉 「やんわり」の意味・読み・例文・類語

やんわり

[副](スル)ものやわらかであるさま。おだやかなさま。「やんわり(と)断る」「やんわり(と)した肌触わり」
[類語]柔らかい柔軟しなやか軟化柔らか軟質軟弱柔いソフトマイルドまろやか穏やか穏便穏当紳士的婉曲えんきょく甘美快美当たらず触らず物柔らか曖昧ほどほど控え目ぼかすぼやかすぼやけるうやむやメロー柔和温厚温和穏健まったり丸いゆるやか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「やんわり」の意味・読み・例文・類語

やんわりやんはり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 物やわらかなさまを表わす語。やわらかに。おだやかに。しずかに。やあわり。やわり。
    1. [初出の実例]「やんわりとおして痞の御返事」(出典:雑俳・口よせ草(1736))
    2. 「折々動く風は日影の熱を冷すほどに軽々(ヤンハリ)と面に当る」(出典多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android