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ソウ

デジタル大辞泉の解説

そう【倉】[漢字項目]

[音]ソウ(サウ)(呉)(漢) [訓]くら
学習漢字]4年
〈ソウ〉
穀物をしまうくら。広く、くら。「倉庫倉廩(そうりん)営倉穀倉社倉正倉(しょうそう)船倉土倉
あわてるさま。「倉皇倉卒
〈くら(ぐら)〉「倉敷料校倉(あぜくら)船倉矢倉

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百科事典マイペディアの解説

倉【くら】

蔵・庫とも書く。貨財・物品を保管貯蔵する建物。耐震,防火防湿,防犯などの性能が要求され,使用材料により板倉土蔵石蔵構法により塗籠(ぬりごめ)・校倉(あぜくら)・高倉などがある。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

くら【倉】

宮崎の米焼酎。蔵元の「岩倉酒造場」は明治23年(1890)創業。所在地は西都市大字下三財。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


くら

倉庫建築」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


くら

蔵とも書き、食料、家財道具、衣類などを貯蔵、収納する建物。倉は母屋(おもや)と離して建てたり、あるいは母屋と倉が接していても両者の間を厚い土壁などで遮断できるようにし、火災等の災害や気候の変化から収納貯蔵物を守るところに目的がある。ただし倉の構造は用途や自然環境、立地条件などによって各地で相違があり、一方では倉が社会的に家格や資産を誇示する象徴ともなっている。日本各地の倉は、その用途からみていくと、穀物やその種子などを収納しておく穀物倉、衣類・家財道具を収納しておく倉、みそ・しょうゆや漬物類を置く倉に大別でき、構造からは、高倉、板倉、校倉(あぜくら)、蒸籠(せいろう)倉、土蔵、石蔵、穴倉(あなぐら)に分類できる。また倉の所有からは、個人(家)所有のものと村落による共同所有のものとがある。
 倉の用途別分類のうち、衣類・家財道具を納める倉は山梨県などでは文庫倉とよび、穀物倉と区別しているが、用途に関しては1棟の倉を幾通りかに用いていることがよくある。たとえば1階を穀物倉にし、2階に家財等を置く例が各地にあり、北陸や中部地方ではこれに加え、土蔵の入口の横に部屋を分けてみそ倉をつくり、ここ専用の出入口を設けている場合が多くある。長野県には長屋になった建物を倉屋(くらや)とよび、内部をいくつかに仕切って利用している例もある。これに対し古風な町並みや屋敷どりを残している地方都市の旧家には、屋敷内にいくつかの倉(おもに土蔵)をもち、それぞれを使い分けている例がみられる。
 倉の所有については、多くは個人所有であるが、郷倉(ごうぐら)は1か村あるいは数か村共有の穀物倉である。共有の倉には、村落の中の地縁的な家集団である村組が、共有する膳(ぜん)、椀(わん)、行器(ほかい)などを収納しておく倉、町内でもつ祭礼の屋台の倉などもある。
 倉の構造には前記のような種類があり、このうち高倉は、床面を高くした倉で、おもに穀物を入れておく。これは静岡の登呂(とろ)遺跡に遺構があったり、銅鐸(どうたく)に描かれたりし、弥生(やよい)時代からあり、伊豆八丈島や奄美(あまみ)諸島、沖縄などには現存している。高倉は、倉を支える脚(あし)(束(つか))の頭にネズミの侵入を防ぐ鐔(つば)のような厚板をつけるか、幅広の梁(はり)を渡し、その上に倉をのせた形となっているのが特色である。脚は4本、6本または8本で、高さは1メートルから2メートル程度で、数段の梯子(はしご)などで上るようになっている。なお、これは日本では、黒潮の流れに沿った地方だけでなく、アイヌにもみられる。アイヌではプーとよぶ。八丈島ではこれを単に倉、あるいは板倉、足揚(あしあげ)倉とよぶ。板倉、校倉、蒸籠倉は、ともに木でつくった倉である。板倉は柱に貫(ぬき)を入れ、それに縦に板を打ち付けた倉であるが、柱に溝を彫り、貫の内側に上から板を横に落とし込んでいくのが古いつくりである。校倉、蒸籠倉は丸太造りが原形である。校倉は、木材の接合部を凹形にして交互に組みながら積み重ねて壁にした倉で、奈良の正倉院などの造りをいう。蒸籠倉は原理的には校倉と同じで、校倉の一種といえるが、これは民家での名称である。構造的には角材を蟻形(ありがた)と駄(だぼ)で組んで壁にした倉で、長野県八ヶ岳(やつがたけ)山麓(さんろく)や富士山麓などにみられる。土蔵は小舞(こまい)を組んで土壁を厚く塗った倉で、その内部は外気の変化の影響が少なく、火災にも強い。日本ではごく一般的な倉であるが、耐火構造であるため江戸時代中期以降、都市の町屋(まちや)を中心に発達、普及し、しだいに農村でもつくられるようになった。切妻(きりづま)の屋根で、妻側に家紋や「水」の文字を書いて蔵印(くらじるし)としたり、外壁を生子(なまこ)壁にしたりしている。東北地方にはこの中に座敷をつくる蔵座敷が広くみられる。石蔵は日本ではごく一部の地方にあるだけで、大谷(おおや)石の産地である宇都宮市に多い。穴倉は以上の恒久的な倉とは違い、簡単な半地下式の小屋で、関東・中部地方のものが知られている。冬にはこの中で藁(わら)細工をし、冬以外は漬物置場となったりしている。[小川直之]
『本多修著「くらその他」(『日本民俗学大系6』所収・1958・平凡社)』

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