デジタル大辞泉 「占」の意味・読み・例文・類語
せん【占】[漢字項目]
1 物や場所を自分のものにする。しめる。「占拠・占有・占領/寡占・先占・独占」
2 うらなう。うらない。「占星術/神占・
[名のり]うら・しめ
[難読]
古くは、鹿の骨や亀の甲を焼いて、その時にできる裂け目や模様でうらなう方法があり、「太占(ふとまに)」「亀卜(かめのうら)」などと呼ばれた。また、「足うら」「石うら」「道行きうら」「水うら」「矢うら」「夕うら」など、いろいろな方法が行なわれた。のち、中国から筮(めどぎ)を数えて行なう卜筮(ぼくぜい)という易(えき)の方法が伝わって一般化し、神祇官、陰陽寮など官制の中でも行なわれ、路傍でする大道易者も現われた。
→「うら(占)」の語誌


(さい)で、祝詞の器。神に祈って卜し、神意を問うことを占という。〔説文〕三下に「兆(てう)を
て問ふなり」とあり、会意とする。その卜占の辞は、のち神託にふさわしい神聖な形式、韻文で示されることが多く、卜筮の書である〔易〕の爻辞(こうじ)は、多く有韻である。
・
・黏・帖・覘・沾・點(点)・
など二十四字を収める。
(てん)を〔説文〕四下に
に作り、〔詩、大雅、抑〕「白圭の
(か)けたる」の句を引く。占声の字は店(てん)の声でよむことが多い。
▶・占断▶・占
▶・占兆▶・占天▶・占田▶・占吐▶・占年▶・占拝▶・占
▶・占墓▶・占歩▶・占卜▶・占夢▶・占有▶・占領▶
占・献占・口占・史占・掌占・星占・兆占・鳥占・天占・独占・兵占・卜占・夢占・夜占出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...