デジタル大辞泉 「注」の意味・読み・例文・類語
ちゅう【注】[漢字項目]
[学習漢字]3年
1 液体をそそぎ入れる。「注射・注入・注油/
2 ひとつ所に集中させる。「注意・注視・注目/傾注」
3 本文のわかりにくい箇所に説明の言葉を入れる。「注解・注記・注釈/脚注・校注・頭注・評注・補注・傍注・訳注」
4 しるす。要件を書きつける。「注進・注文/受注・発注」
[補説]3・4は「註」と通用。
[難読]


(主)(しゆ)。主に
(柱)・
(駐)(ちゆう)の声がある。
は燭台の形。〔説文〕十一上に「
(そそ)ぐなり」とし、
声とするが、鐙(とう)(
の形、ひともし)に油をそそぐ意の字であろう。〔周礼、天官、瘍医〕に「
を
(そそ)ぐ」とあり、
(祝)(ちゆう)は
の同声仮借。また〔
子、礼論〕「
(ちゆうくわう)聽息の時」とは、いわゆる属
(しよくこう)、死に臨んで気息の有無を
(わた)で確かめるのである。注釈とは釈を属(つ)けること、のち
の字を用いる。
(ちゆう)・
(ちゆう)と通じ、くちばし。
ソソグ・トドム・モチヰル・ヤハクス・オフ・ツク・イル・ソシル・ナスラク・カカル/
シリクベナハ・シリクヘ
tjio、屬(属)・矚tjiokは声義が近い。〔儀礼、士昏礼〕「玄酒を
み、三たび
に屬(つ)ぐ」とあるのは注ぐ意。矚目は注目と同じ。
tjiuは音を以て通用する。
▶・注記▶・注紀▶・注脚▶・注訓▶・注冊▶・注視▶・注子▶・注矢▶・注耳▶・注射▶・注瀉▶・注釈▶・注授▶・注書▶・注銷▶・注色▶・注心▶・注籍▶・注
▶・注措▶・注錯▶・注想▶・注定▶・注同▶・注念▶・注文▶・注慕▶・注望▶・注明▶・注目▶・注薬▶・注連▶・注録▶・注椀▶
注・記注・儀注・脚注・訓注・傾注・懸注・古注・校注・集注・詳注・新注・選注・箋注・側注・点注・転注・伝注・頭注・評注・標注・補注・傍注・奔注・訳注・翼注出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報
…中国の儒教の正典である経書を解釈したものを〈注〉といい,注をさらに詳しく解釈したものを〈疏〉という。注は,ときに伝,箋(せん),解,学ともいうが,それらを総じて注という。…
※「注」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...