寒寒(読み)サムザム

デジタル大辞泉 「寒寒」の意味・読み・例文・類語

さむ‐ざむ【寒寒】

[副](スル)
いかにも寒そうなさま。「冬の夜空に月が寒寒とかかる」
心が冷えるさま。殺風景なさま。「人けのない寒寒(と)した家」「寒寒(と)した人間関係」
[類語](1薄ら寒い寒い肌寒い深深凜凜冷え込むうそ寒い寒さ寒気寒波厳寒酷寒極寒余寒春寒はるさむ春寒しゅんかん寒の戻り冴え返る夜寒寒冷冷える底冷え花冷え梅雨寒梅雨冷え涼しい /(2物寂しいさびしいさみしいうら寂しいこころ寂しいわびしい人恋しい孤愁人懐かしい物恋しい小寂しい哀感寂寥せきりょう寂寞せきばく寂寞じゃくまく索漠落莫らくばく蕭然しょうぜん蕭蕭しょうしょう蕭条しょうじょう蕭殺しょうさつ寥寥りょうりょう徒然つれづれ徒然とぜんすがれるうらぶれる寂れるしみじみたそがれ萎靡いび愁いセンチメンタル落日廃れるうら悲しいしんみりむせぶ哀愁悲愁憂愁物悲しい衰勢物哀れ落ちぶれる物思わしい切ない衰退衰残哀切諦観春愁幽愁秋風索漠愁思秋思愁然衰亡孤独盛者必衰やるせないびんびん切切せつせつ痛切切実深刻ひしひしつくづくじいん心からせつ苦しい辛いたまらないやり切れない堪えがたいしんどい苦痛悲しい痛ましい哀れ悲愴ひそう悲痛悲傷沈痛もの憂い断腸の思い胸を痛める胸が痛む胸が塞がる忍び難い忍びない見るに忍びない見るに堪えないけだるいアンニュイ胸が裂ける胸が張り裂ける胸がつかえる胸が潰れる胸がつまる気を揉む重苦しい滅入る気遣わしい塞ぐ塞ぎ込む消沈しょげるしょげ返る沈む憂鬱沈鬱メランコリー気鬱気塞ぎ鬱鬱陰鬱暗鬱鬱屈鬱結鬱気うっき鬱悶うつもん鬱積抑鬱憂さ鬱陶しい悶悶もんもん息苦しい胸苦しい悩ましいうれ有り難迷惑不如意惨憺さんたん骨身にこたえる骨身にみる遣る方ない居ても立っても居られない矢もたてもたまらない哀惜感傷的胸が締め付けられる身を切る

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精選版 日本国語大辞典 「寒寒」の意味・読み・例文・類語

さむ‐ざむ【寒寒】

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 見た目に非常に寒そうな様子を表わす語。
    1. [初出の実例]「宿火も無く、寒む寒むとしたなりを見るに」(出典:寛永刊本江湖集鈔(1633)三)
  3. 何もなくて殺風景な様子を表わす語。荒涼としているさま。
    1. [初出の実例]「寒々とざわめいてゐる〈略〉何か特別な織物のやうな波」(出典:蟹工船(1929)〈小林多喜二〉一)

さむ‐さむ【寒寒】

  1. 〘 名詞 〙 氷、また、氷を入れてつくった物をいう女房詞
    1. [初出の実例]「この月より一日さむさむまいらすへきよしきよやす申す」(出典:御湯殿上日記‐文明一八年(1486)四月一日)

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