丼勘定(読み)ドンブリカンジョウ

デジタル大辞泉 「丼勘定」の意味・読み・例文・類語

どんぶり‐かんじょう〔‐カンヂヤウ〕【丼勘定】

細かく計算などをしないで、おおまかに金の出し入れをすること。昔、職人などが、腹掛けどんぶりから無造作に金を出し入れして使ったことからいう。
[類語]粗粗あらあら粗らかざっとおよそおおよそおおむねあらかたあらまし粗い粗っぽい粗削り生硬粗放粗略粗雑粗笨そほん雑駁ざっぱく大ざっぱ大掴み大まかラフアバウト大方ほぼたいがいだいたいたいてい概して一概に総体おしなべて総じてなべて大約大略胸算用懐勘定見積もり目算推算ざっくり概要九分九厘概略大要一体大筋梗概大部分目分量

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精選版 日本国語大辞典 「丼勘定」の意味・読み・例文・類語

どんぶり‐かんじょう‥カンヂャウ【丼勘定】

  1. 〘 名詞 〙 ( 元、職人などが、どんぶり(丼)またはの中に金を入れておいて、無造作に出し入れして使ったところから ) 手元にあるにまかせて、帳面にもつけないで、気ままに支払いをすますこと。おおまかに金の出し入れをすること。
    1. [初出の実例]「小商い丼勘定のありがたさ」(出典:アメリカひじき(1967)〈野坂昭如〉)

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