色女(読み)イロオンナ

デジタル大辞泉 「色女」の意味・読み・例文・類語

いろ‐おんな〔‐をんな〕【色女】

顔だちのよい女。色気のある女。美女
情婦愛人いろ
「ちかごろ変なところに―をこしらえやがってね」〈宇野浩二・苦の世界
遊女
「かかへの―に、やさしうあたる家賀かかはすくなき也」〈浮・好色貝合〉
[類語](1美人佳人美女麗人別嬪シャン名花小町マドンナ大和撫子美少女美形美姫びき尤物ゆうぶつ解語の花傾城傾国/(2めかけ情婦手掛け二号側室側女そばめ愛妾囲い者思い者内妻お手つき手つき一夜妻愛人恋人情人いろ彼氏彼女いい人思い人思い者情夫間夫間男色男男妾若い燕ボーイフレンドガールフレンドラバーフィアンセダーリンハニーパートナーアモーレ

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精選版 日本国語大辞典 「色女」の意味・読み・例文・類語

いろ‐おんな‥をんな【色女】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 美しい女。色気のある女。
    1. [初出の実例]「『どうだ色女(イロヲンナ)め』とおべかのせなかをぴっしゃりたたく」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)三)
  3. 情婦。愛人。いろ。
    1. [初出の実例]「むかしは随分情郎(いろをとこ)が、其情婦(イロヲンナ)と約束して、五年十年とたった後に、夫婦になったといふ例もあるが」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一三)
  4. 色を売る女。遊女。
    1. [初出の実例]「かかえの色女に、やさしうあたる家賀(かか)はすくなき也」(出典:浮世草子・好色貝合(1687)下)

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