デジタル大辞泉 「藪から棒」の意味・読み・例文・類語 藪やぶから棒ぼう 《藪の中から突然に棒を出す意から》突然に物事を行うさま。だしぬけ。唐突。「藪から棒の話」[補説]「藪蛇」との混同で、「藪から蛇」とするのは誤り。[類語]ふいと・急・ひょっこり・打ち付け・ぶっつけ・にわか・出し抜け・突然・唐突・短兵急・急遽きゅうきょ・不意・忽然こつぜん・俄然・突如・いきなり・ふと・ふっと・つい・ついつい・ついと・つと・ひょっと・ひょい・はた・思わず・思わず知らず・思いがけず・はしなく・はしなくも・図らず・図らずも・やにわに・時ならず・忽たちまち・卒然・突発的・発作的・反射的・青天の霹靂へきれき・寝耳に水 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「藪から棒」の意味・読み・例文・類語 やぶ【藪】 から 棒(ぼう) ( 「藪から棒を突き出す」の略 ) 他人からの働きかけが、その手前の動作や発言と関連が全くなく、唐突であるさまのたとえ。だしぬけであるさま。突然であるさま。寝耳に水。窓から鑓(やり)。[初出の実例]「鶯は藪から棒のたか音哉〈問也〉 咲やり梅のとかる言の葉〈未学〉」(出典:俳諧・生玉万句(1673)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ことわざを知る辞典 「藪から棒」の解説 藪から棒 藪から棒がいきなり突き出されたように、言動が唐突なこと。特に、前後の脈絡なしに、突然、話を持ち出されることをいう。 [使用例] 「だから兄さんを助けると思ってうんとお言い」「だって訳も話さないで、藪から棒にそんな無理を言ったって」「訳は聞きさえすれば、いくらでも話すさ」「よくってよ、訳なんか聞かなくっても、私お嫁なんかに行かないんだから」[夏目漱石*虞美人草|1907] [解説] 多くの場合、突然、別なことを言い出された側が言うことばで、驚きや困惑した気持ちを表します。 出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報