唐突(読み)トウトツ

デジタル大辞泉 「唐突」の意味・読み・例文・類語

とう‐とつ〔タウ‐〕【唐突】

[名・形動]だしぬけであること。また、そのさま。突然。不意。「唐突の感は免れない」「唐突な発言」
[派生]とうとつさ[名]
[類語]打ち付けぶっつけにわか出し抜け突然急遽きゅうきょ短兵急不意忽然俄然突如いきなり不意にふと矢庭にふいとひょっこりふっとついついついついとつとひょっとひょいはた思わず思わず知らず思いがけずはしなくはしなくも図らず図らずも時ならずたちま卒然突発的発作的反射的やぶから棒青天の霹靂へきれき寝耳に水あわよくばまかり間違うよもやまさか万万ばんばん夢かうつつ思いも寄らない思いのほか心外突然案に相違する意表を突く意表予想外意想外ゆくりなくまぐれひょんなゆくりなし我にもなく期せずして悪くすると事と次第による事によるとともするとややもすれば何かにつけ何かと言えば折に触れてもしくははたまたないし偶然たまさか時としてかも知れない我知らず知らず知らず折もあろうに折悪しく慮外存外望外

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精選版 日本国語大辞典 「唐突」の意味・読み・例文・類語

とう‐とつタウ‥【唐突】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) にわかに走り出すこと。急に突進すること。
    1. [初出の実例]「若畜産唐突。守衛不備。入宮門者。杖七十。衝杖衛者。笞五十。畜産唐突。謂。走逸入宮門」(出典:律(718)衛禁)
    2. [その他の文献]〔馬融‐囲碁賦〕
  3. ( 形動 ) だしぬけなさま。不意。突然。
    1. [初出の実例]「制五位已上遅参者唐突而入也」(出典:続日本後紀‐承和三年(836)九月丁卯)
    2. 「貫一も亦其の逢着の唐突なるに打惑ひて」(出典:続々金色夜叉(1899‐1902)〈尾崎紅葉〉二)

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普及版 字通 「唐突」の読み・字形・画数・意味

【唐突】とうとつ

不意。

字通「唐」の項目を見る

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