しゃっきり(読み)シャッキリ

デジタル大辞泉 「しゃっきり」の意味・読み・例文・類語

しゃっきり

[副](スル)
ぴんと張っているさま。気持ち・態度姿勢などがしっかりしているさま。「しゃっきり(と)背筋を伸ばす」「もっとしゃっきりしなさい」
歯ざわりがよいさま。また、みずみずしいさま。しゃきしゃき。「しゃっきり(と)した食感」「葉野菜しゃっきりさせる」
[類語]確りしゃきっとしゃんと確かがばとがばっとむっくとむっくりむくりすっくついとすいとつとすっとさっとぱっとぴんしゃんぴんぴんしゃんしゃん不死身強靭タフ生き生き意気軒昂けんこう老健健やか強い元気健康丈夫無病息災無事健勝清勝壮健健全達者まめつつがない息災強壮強健頑健矍鑠かくしゃく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しゃっきり」の意味・読み・例文・類語

しゃっきり

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 直立するさま、ぴんとつっぱっているさま、硬直するさまなどを表わす語。
狂歌古今夷曲集(1666)九「しゃっきりとのりけのあるをかぶれるはほんの鼠の頭巾なるべし」
② 人の姿、態度がしっかりしているさまを表わす語。
八帖花伝書(1573‐92)七「子にあはぬさきは、しゃっきりとはやすべし」
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上「腰もしゃっきりとして」
③ 気持がぴんと張りきっているさま、気持がしっかりして、力がこもっているさまを表わす語。
※浄瑠璃・七小町(1727)三「生姜一片(ひとへぎ)入る手間で、小町を一切れ喰したら、しゃっきりと気が成て」
④ かたくて歯切れのよい感じの音を表わす語。
※雑俳・銭ごま(1706)「しゃっきりと・小豆俵のさしの音」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android