百科事典マイペディア 「下田[市]」の意味・わかりやすい解説 下田[市]【しもだ】 静岡県南東部,伊豆半島の南端にある市。1971年市制。下田港を中心に発達,伊豆急行の終点。港は東西海上交通の要港で,江戸時代には下田奉行が置かれ,1854年開港後米総領事ハリスがヒュースケンとともに市内玉泉寺に滞在し,日米外交の舞台となった。遠洋漁業の基地であり,平たん地が少ないため,農業は柑橘類と花卉を主とし,近年は観光都市として発展。蓮台寺,下田の温泉,了仙寺(史跡),玉泉寺(史跡),唐人お吉の墓,白浜海岸,スイセン群生地のある爪木崎(つめきざき)など史跡,名所が多い。104.38km2。2万5013人(2010)。→関連項目浦賀番所|下田条約|下田奉行 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報