懶惰(読み)ランダ

デジタル大辞泉 「懶惰」の意味・読み・例文・類語


らい‐だ【×懶惰】

[名・形動]「らんだ(懶惰)」を誤読した語。
「余は今坑夫の中にて最も―なる一連なかまに加わりし事は」〈石橋思案寧馨児

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「懶惰」の意味・読み・例文・類語

らい‐だ【懶惰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )( 「懶惰(らんだ)」を誤読した語 ) =らんだ(懶惰)
    1. [初出の実例]「本邦の如く都下は大抵懶惰(ライタ)遊民淵藪なるが如きにあらずと」(出典:新聞雑誌‐三号・明治四年(1871)六月)

らん‐だ【懶惰・嬾惰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) なまけ怠ること。また、そのさま。怠惰。らいだ。乱堕。懶怠
    1. [初出の実例]「懈怠嬾惰(ランダ)なり共、常に真如を観じて」(出典:真如観(鎌倉初))
    2. [その他の文献]〔陶潜‐責子詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「懶惰」の読み・字形・画数・意味

【懶惰】らんだ

なまける。晋・陶潜〔子を責む〕詩 阿舒(あじよ)は已に二 懶惰なること固(もと)より匹(たぐひ)無し

字通「懶」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android