懶惰(読み)ランダ

デジタル大辞泉 「懶惰」の意味・読み・例文・類語

らん‐だ【×懶惰/×嬾惰】

[名・形動]めんどうくさがり、怠けること。また、そのさま。怠惰らいだ。「―な生活を送る」
[類語]横着怠慢怠惰無精懈怠けたい面倒臭い世話煩雑面倒厄介手数てかず手数てすう複雑煩瑣はんさ難しいうるさい煩わしいややこしいやかましいくだくだしいうっとうしいこうるさい気詰まりしち面倒しち面倒臭い難儀煩多錯雑錯綜さくそうしち難しい入り組む込み入る手が込む気が重い気が進まない気乗り薄うんざり億劫おっくう渋る投げ遣り大儀飽き飽き世話が焼ける手が掛かる冗長繁簡ごたごたもつれる入り乱れる紛糾ごっちゃ乱雑雑然

らい‐だ【×懶惰】

[名・形動]「らんだ(懶惰)」を誤読した語。
「余は今坑夫の中にて最も―なる一連なかまに加わりし事は」〈石橋思案寧馨児

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精選版 日本国語大辞典 「懶惰」の意味・読み・例文・類語

らい‐だ【懶惰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )( 「懶惰(らんだ)」を誤読した語 ) =らんだ(懶惰)
    1. [初出の実例]「本邦の如く都下は大抵懶惰(ライタ)遊民淵藪なるが如きにあらずと」(出典:新聞雑誌‐三号・明治四年(1871)六月)

らん‐だ【懶惰・嬾惰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) なまけ怠ること。また、そのさま。怠惰。らいだ。乱堕。懶怠
    1. [初出の実例]「懈怠嬾惰(ランダ)なり共、常に真如を観じて」(出典:真如観(鎌倉初))
    2. [その他の文献]〔陶潜‐責子詩〕

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普及版 字通 「懶惰」の読み・字形・画数・意味

【懶惰】らんだ

なまける。晋・陶潜〔子を責む〕詩 阿舒(あじよ)は已に二 懶惰なること固(もと)より匹(たぐひ)無し

字通「懶」の項目を見る

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