几帳面(読み)キチョウメン

デジタル大辞泉 「几帳面」の意味・読み・例文・類語

きちょう‐めん〔キチヤウ‐〕【×几帳面】

[名]角柱の角につけた面の一。角そのものは残すように、両側に段をつけたもの。もと几帳の柱によく用いられたところからいう。
[形動][文][ナリ]細かいところまで、物事をきちんと行うさま。決まりや約束にかなうように正確に処理するさま。「几帳面な性格」「時間を几帳面に守る」
[類語]まじめ・大まじめ・生きまじめ・くそまじめ・忠実・愚直・四角四面・誠実・篤実・真摯・至誠・信実・篤厚・質実・堅実・堅気かたぎ・実直・謹厳・生一本・一本気・勤勉・律儀・義理堅い・義理立て・良心的・ちゃんと・しっかり・しゃんと・きちんと・きちんきちん・きっちり・かっちり・がっちり・きりっと・規則的・整然・忠実忠実まめまめしい・きりきりしゃん・きりり・きりっと・甲斐甲斐しい・きびきび・てきぱき・しゃきしゃき・はきはき・すいすい・忠実まめ・忠実まめやか・小忠実こまめ・手忠実てまめ・足忠実あしまめ・筆忠実ふでまめ・骨身を惜しまず・きちんと・規則正しい・手取り足取り

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精選版 日本国語大辞典 「几帳面」の意味・読み・例文・類語

きちょう‐めんキチャウ‥【几帳面】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① ( もと几帳の柱に多く用いたところからという ) 器具のふち、柱のかどなどを、きざみ目を一筋入れて、半円形に削ったもの。
    1. [初出の実例]「盆は角ひしなと大切にはたをきちゃうめんにほり」(出典:君台観左右帳記(1511))
  3. ② ( 形動 ) かたに合っていて、厳格で折り目正しいこと。いいかげんでないさま。
    1. [初出の実例]「渡唐とて挟箱迄きてうめん」(出典:俳諧・昼礫(1695))
    2. 「家の中の事を生帳面(キチャウメン)にしたがる末造には」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外〉一五)

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世界大百科事典(旧版)内の几帳面の言及

【柱】より

…方柱は平安時代以降,角を落として面(めん)をとるが,そのとり方は時代が下ると小さくなり,平安時代は5分の1前後(片方の面の見付の寸法を柱幅で除した割合)であったものが,江戸時代では約12分の1ないし20分の1前後となる。これを切(きり)面というが,そのほかに桃山から江戸時代には唐戸(からと)面(直線ではなく丸い面で,両端に決りが付く)をとるものが現れ,さらに几帳(きちよう)面(唐戸面の丸い面を直線で尖らせたもの)へと進む。六角柱,八角柱はそれぞれ六角円堂,八角円堂に用いられる。…

※「几帳面」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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