デジタル大辞泉 「峰」の意味・読み・例文・類語
ほう【峰】[漢字項目]
高い山。「危峰・群峰・孤峰・高峰・主峰・秀峰・名峰・雄峰・霊峰・連峰」
[補説]「峯」は異体字・人名用漢字。
[名のり]お・たか・たかし・ね
[難読]
「おか(丘)」「おのえ(尾上)」の「お」も同じであろう。

(ほう)。
は木の秀(ほ)つ枝に神霊の降る形。鉾杉などの上に神が降るとされていたのであろう。そのような木のある山を峰という。〔説文〕九下に峯の字形をあげ、「山の
(たん)なり」という。大徐新修十九文の一。〔爾雅、釈山〕や漢碑の類にその字はみえない。神気に遭遇することを遭
といい、峰もその系統の字と思われる。
(みね)、
、岑・嶺の二字を用ふ 〔名義抄〕峯 ミネ・タケ・ホラ 〔字鏡集〕峯 ホラ・タケ・ミネ・サネ
▶・峰谷▶・峰根▶・峰岫▶・峰峻▶・峰峻▶・峰峭▶・峰
▶・峰畳▶・峰上▶・峰色▶・峰心▶・峰翠▶・峰勢▶・峰尖▶・峰前▶・峰朶▶・峰頂▶・峰
▶・峰頭▶・峰
▶・峰腹▶・峰霧▶・峰腰▶・峰巒▶・峰嵐▶・峰嶺▶・峰楼▶
峰・主峰・首峰・秀峰・出峰・峻峰・畳峰・神峰・絶峰・千峰・尖峰・前峰・双峰・層峰・多峰・中峰・登峰・飛峰・碧峰・霧峰・幽峰・乱峰・嵐峰・両峰・霊峰・連峰出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
長崎県上県(かみあがた)郡にあった旧町名(峰町(ちょう))。現在は対馬市(つしまし)峰町(まち)地区。旧峰町は1976年(昭和51)町制施行。2004年(平成16)厳原(いづはら)、美津島(みつしま)、豊玉(とよたま)、上県、上対馬の5町と合併、市制施行して対馬市となる。旧峰町は、対馬の中央部に位置し、国道382号が通じる。西海岸の三根(みね)川の河口に主邑(しゅゆう)三根があり、付近に対馬藩主宗氏による干拓地「殿様田(とのさまだ)」があるが、地域内の水田は80ヘクタール余にすぎない。全面積の90%は林野で、植林が進みシイタケ栽培が行われている。コウライキジ、ツシマジカが生息し、ツシマジカの放牧場がある。商業は「本戸(ほんこ)」の多い西海岸より、むしろ「分家(ぶんけ)」や「寄留(きりゅう)」の多かった東海岸の志多賀(したか)や佐賀(さか)で盛んである。海岸部にはイカの一本釣りを主とする漁村が散在するが、志多賀・佐賀・櫛(くし)の東海岸にとくに盛んである。西海岸の青海(おおみ)と木坂の間には豊玉姫(とよたまひめ)を祀(まつ)る式内大社、海神神社(わたつみじんじゃ)(俗称かいじん)がある。対馬の一宮(いちのみや)で異国降伏・皇国守護の国境の神社とされ、また海の守護神として漁民の信仰を集めている。同神社の銅造如来(にょらい)立像は国指定重要文化財である。
[石井泰義]
『『峰町誌』(1993・峰町)』
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静岡県伊豆半島南東部,賀茂郡河津町にある温泉。単純泉,弱食塩泉,100℃。河津浜から河津川沿いに約2km上ったところに位置し,今井浜,谷津,湯ヶ野,七滝(ななだる)などの温泉とともに河津温泉郷を形成している。8世紀ごろに発見され,古くは縹(はなだ)湯と呼ばれた。1926年の掘削によって約30mの大噴湯が得られ一躍有名になった。源泉数は37,湧出量は毎分1万8000lと豊富。温泉周辺にはミカン畑が広がり,温泉熱を利用したカーネーションなどの花卉栽培も盛ん。付近には天城山,八丁池や新町の大ソテツ(天)などがあり,登山や散策に適し,避暑地としても知られる。伊豆急行河津駅からバスが通じる。
執筆者:塩川 亮
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[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...