普及版 字通 「料(漢字)」の読み・字形・画数・意味
料
常用漢字 10画
[字訓] はかる・くらべる・しろ・かて
[説文解字]
[金文]
[字形] 会意
米+斗(と)。斗は柄のついた(ます)。穀量をはかるもの。〔説文〕十四上に「量るなり。斗に從ふ。米其の中に在り」という。定量・料理・資料の意に用いる。
[訓義]
1. はかる、ますではかる。
2. かぞえる、くらべる、えらぶ、かんがえる。
3. しろ、たね、もとで。
4. かて、てあて。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕料 コトワル・ハカル・カズ・ハカリミル・ハカラフ・カゾフ・マシマス 〔字鏡集〕料 ハカラフ・ミル・カハル・ハカル・コトハリ・ハカリ・コレサダム・ハカリミル・マシマス・カズ・カズフ・マサシ・サダム・イタク・コレ
[語系]
料・撩(繚)lyは同声。〔説文〕十二上に「撩(れう)は理(をさ)むるなり」とあり、字はまた繚(れう)に作る。乱れた糸を治める意。〔玉〕に「料は理なり」とあり、料検することをいう。了lyも同声。療liも声近く、みな治理の意がある。
[熟語]
料簡▶・料揀▶・料検▶・料校▶・料事▶・料峭▶・料食▶・料人▶・料銭▶・料然▶・料袋▶・料度▶・料択▶・料敵▶・料▶・料得▶・料覆▶・料俸▶・料民▶・料理▶・料量▶・料戻▶
[下接語]
意料・課料・顔料・給料・計料・原料・香料・斎料・材料・史料・資料・飼料・事料・質料・詳料・食料・審料・諦料・撫料・廩料
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報