白石[市](読み)しろいし

百科事典マイペディア 「白石[市]」の意味・わかりやすい解説

白石[市]【しろいし】

宮城県南端の市。1954年市制。白石川上流域の山地を占め,諸支流の合流部に,江戸時代片倉氏の城下町として発達した市街がある。東北本線新幹線,東北自動車道が通じ,県南部の商業中心地をなす。かつて特産紙布で知られた。温麺(ウーメン)製造,製糸が盛んでこけし作りでも知られ,山間部では畑作農業が行われる。鎌先温泉,小原温泉があり,蔵王観光の南の基地でもある。東日本大震災で,市内において被害が発生。286.48km2。3万7422人(2010)。

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