飛鳥・明日香(読み)あすか

大辞林 第三版の解説

あすか【飛鳥・明日香】

〔「飛鳥」の表記は「あすか」にかかる枕詞「飛ぶ鳥の」から〕 奈良県高市郡明日香村付近一帯の地。耳成みみなし山以南、畝傍うねび山以東の飛鳥川の流域をいう。592年推古天皇が豊浦宮とゆらのみやに即位以降、八世紀初めまで、帝都の所在地。皇居跡・皇陵・飛鳥寺・岡寺・高松塚古墳など、古寺・史跡に富む。⦅歌枕⦆ 「飛ぶ鳥の-の里を置きて去なば君があたりは見えずかもあらむ/万葉集 78

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精選版 日本国語大辞典の解説

あすか【飛鳥・明日香】

(「飛鳥」の字は、「明日香(あすか)」の枕詞「とぶとり」をあてたもの)
[一] 奈良県高市郡明日香村付近一帯の称。北は大和三山にかぎられ、中央を飛鳥川が流れる。豊浦宮に推古天皇が即位して後百余年間都が置かれた。飛鳥浄御原宮(あすかのきよみはらみや)、橘寺、高松塚古墳、マルコ山古墳のほか、多くの史跡に富む。歌枕。
※万葉(8C後)一・七八「飛鳥(とぶとり)の明日香(あすか)の里を置きて去(い)なば君があたりは見えずかもあらむ」
[二] 「あすかやま(飛鳥山)(一)」の略。

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