徹頭徹尾(読み)テットウテツビ

デジタル大辞泉 「徹頭徹尾」の意味・読み・例文・類語

てっとう‐てつび【徹頭徹尾】

[副]最初から最後まで。あくまでも。終始。「徹頭徹尾反対の立場を貫く」
[類語]徹底的あくまでどこまでもとことんけちょんけちょんこてんこてんこてんぱんぼろくそ完膚なきまで
[類語]丸ごとそっくりそのまま全部残らず残り無く余すところなくことごとくおしなべて通じて総じてつぶさにこぞって丸丸身ぐるみ全一ぜんいつ全的全面的軒並み一通り一渡りごそっとごっそりすっかり一つ一つおよ有りと有る有りとあらゆる全容全貌おんぶにだっこオールラウンドすることなすこと何から何まで一部始終全体裏表網羅丸きり丸っきりあるがまま一揃ひとそろ一式十把ひとからげひとまとめありったけ総なめ細大漏らさず洗いざらい何もかも何でもかんでも根こそぎ漏れなく隈なく万事一から十まで一切いっさい一切合切いっさいがっさい

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精選版 日本国語大辞典 「徹頭徹尾」の意味・読み・例文・類語

てっとう‐てつび【徹頭徹尾】

  1. 〘 副詞 〙 始めから終わりまで同じ方針・考えを貫くさまを表わす語。始終。どこまでも。あくまで。
    1. [初出の実例]「権の体段、徹頭徹尾(テットウテツビ)ことごとく中庸精微の神理にして」(出典翁問答(1650)下)
    2. 「私は徹頭徹尾賛成致します」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉六)
    3. [その他の文献]〔朱子語類‐大学四〕

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四字熟語を知る辞典 「徹頭徹尾」の解説

徹頭徹尾

始めから終わりまで同じ方針・考えを貫く様子。どこまでも。終始。あくまで。

[使用例] それで只今校長及び教頭の御述べになった御説は、実にこうけいに中った剴切な御考えで私は徹頭徹尾賛成致します[夏目漱石坊っちゃん|1906]

[使用例] 労働者生活ってものが、徹頭徹尾わからないんだよ[中野重治*むらぎも|1954]

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