デジタル大辞泉 「でも」の意味・読み・例文・類語
で‐も[接]
1 前の事柄を一応肯定しながら、それがふつう結果として予想されるものに反する内容を導くときに用いる語。にもかかわらず。それでも。しかし。「がんばった。
2 前述の事柄に対して、その弁解・反論などをするときに用いる語。しかし。「試験に落ちました。
[類語]けれども・だが・ところが・しかし・が・けれど・それでも・しかしながら・然るに・だけど・だけれども・だって・されど・然れども・もっとも・さりとて・それなのに・そのくせ・言い条・かと言って・とは言え・とは言うものの・にもかかわらず
でも[接助・係助]
[係助]《断定の助動詞「だ」の連用形+係助詞「も」から》名詞または名詞に準じる語、助詞に付く。
1 物事の一部分を挙げて、他の場合はまして、ということを類推させる意を表す。…でさえ。「子供
2 特別のもののようにみえる事柄が、他の一般の場合と同じであるという意を表す。たとえ…であっても。「強いといわれている人
3 物事をはっきりと言わず、一例として挙げる意を表す。「けが
4 (不特定をさす語「なに(なん)」「だれ」「いつ」「どこ」などに付いて)すべてのものにあてはまる意を表す。「なん
[類語](3)など・とか・なんか・なんて・なんぞ・なぞ
でも[接頭]
1 名ばかりで実質がそれに伴わない意を表す。「
2 ほかに能力がないので、やむをえずその職に就いているという意を表す。「
[補説]1は「あれでも学者か」などという場合の「あれでも」の略。2は「先生にでもなるか」という場合の「…にでもなるか」というところから出たといわれる。