何程(読み)ナニホド

デジタル大辞泉 「何程」の意味・読み・例文・類語

なに‐ほど【何程】

(副詞的にも用いる)
1 どれほど。どのくらい。数量・程度についての疑問を表す。「資金は何程必要ですか」
2 どんなに。いかに。程度の不定を表すことにより、その甚だしさを示す。「会うことを何程楽しみにしていたことか」
3 反語の表現に用いて、とるにたりないの意を表す。
「仮令たとえ一発二発の鉄砲丸に当たっても―の事あるべき」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
[類語]さしも・あれほど・あんな・かばかり・これほど・それほど・さほど・さのみ・さまで・どれほど・いかほど・それくらい・このくらい・これくらい・こればかり・これっぽっち・これきり・これっきり・これだけ・これしき・それしき・満更まんざら・必ずしも・あながち・一概に・さして・さしたる・そんな・そのよう・そうした・そういう・さよう・さも・さもさも・そう・然しかく・あまり・大して・なかなか・取り立てて・別段

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精選版 日本国語大辞典 「何程」の意味・読み・例文・類語

どれ‐ほど【何程】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 数・量・程度・価値などを疑い問う意を表わす。どのくらい。いかばかり。いかほど。なにほど。
    1. [初出の実例]「御月さまはそばで見たら、どれほど有らうの」(出典:咄本・高笑ひ(1776)虚空)
  3. ② 数・量・程度・価値などが限度のわからないほど多い意を表わす。多く副詞的に用いる。どんなにたくさん。いかほど。
    1. [初出の実例]「すれやどれほど思ふたとてあはれることではないに」(出典:古今集遠鏡(1793)五)
  4. ③ ( 下に打消の語を伴って ) たいしたことのない意を表わすのに用いる。なにほど。
    1. [初出の実例]「騰貴(たかい)とて如何程(ドレホド)のこともない」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二)

なに‐ほど【何程】

  1. 〘 名詞 〙 ( 副詞的にも用いる )
  2. ① ( 形動 ) 程度の不明なさまを表わす。どれくらい。どの程度。
    1. [初出の実例]「何ほどな太こでおりゃったぞ」(出典:虎明本狂言・北条(室町末‐近世初))
  3. ② 限定せずに、程度の高いさまを示す。どんなに。いかに。
    1. [初出の実例]「なにほどそのやうにほえたとても、いなす事ではないぞ」(出典:狂言記・貰聟(1660))
  4. ③ ( 反語表現に用いて ) 問題にならない程度だ、とるにたらないという気持を表わす。どれほど。
    1. [初出の実例]「思ふに何程の事かあるべき」(出典:平家物語(13C前)八)

なん‐ほど【何程】

  1. 〘 副詞 〙 「なにほど(何程)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「仮令なんほとの事かあらうぞ」(出典:漢書列伝竺桃抄(1458‐60)文三王第一七)

どら‐ほど【何程】

  1. 〘 副詞 〙 「どれほど(何程)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「又どら程嬉しうござりますへ」(出典:浄瑠璃・極彩色娘扇(1760)二)

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